2010年1月16日土曜日

たくさん更新しました!

今までたまりにたまった日記を更新してます。
下の方に、新年のご挨拶書いてます。
読みにくいですが、下から読んで下さいね~☆
Merci!
Zara

Niger News Letter #20  さよならメリー!

  11月28日

   今日は、タバスキ祭!断食明けから70日目の今日は、イスラムの中で最も大きな祝日で、羊をさばいて神に捧げるという意味で犠牲祭と言われます。前夜は、隣の家からは音楽が聞こえ、当日は朝からみんなおしゃれして、日本のお正月のような盛り上がり。DSCF4397DSCF4401

 

 

 

 

 

 

【おしゃれした子どもたち(左は、うちのガルディアンの子・右は近所の子)】

 朝は、まずお祈りから始まります。9時前にモスクに行って、9時頃からお祈り開始。イスラムの中では、男性と女性の区別がはっきりしており、男性はモスクで、女性は家で、もしくはモスクの後部でお祈りをします。

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  Tahoua市内には約11のモスクがあるそうで、うちの近所にもその内の一つがあります。私が着いたときにはすでにたくさんの人が集まっていて、ビックリ。子どもたちも一緒にお祈りします。

 

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DSCF4419  お祈りが終わった後は、いよいよ羊をさばきます!ということは、メリーとのお別れ…。ありがとう、そして、さようならメリーということで生前最後のメリーと記念撮影。前日は、近所の羊を4匹も預かり、牧場と化していたうちの庭でしたが、次々に羊たちは去っていき、後は、メリーをさばくのみ…。

 

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 さばく前に、まず、穴を掘ります。この穴は、羊をさばくときに、まず首の動脈を切って、血を流すので、その血を入れるためのものです。

 

 

DSCF4422 50センチほどの穴が掘れたら、羊を押さえ、マラブーの到着を待ちます。マラブーとは、イスラム階級の上の方の人で、お祈りをするときはみんなの前でコーランを読んだり、羊の首を切るのも彼の役割です。

 

 運命を悟っているのか、羊は抵抗することなく、最後をむかえていました。DSCF4426 そして、外には同じように動脈を切られて、ぐったりをした羊たちが…。

   しかも、たくさん!!   家庭によっては、羊を2頭、3頭とさばきます。うちの近所はみんな一斉にさばいたようでした。

    DSCF4430 続いて、足に少し穴を開けて、そこから息を吹き込みます。こうすることにより、皮がツルッとむけるのです。

 風船のように膨らんだら、おなかに切れ目を入れて、皮をはがします。

 皮をはいだら、体の中身を取り出します。きっと、1年前の私だDSCF4436ったら全部見れなかっただろうけど、今となっては、取り出されたレバーをみて、「ここが好きなんだよね~」と主張する私。強くなったと喜んでいいのか、たくましすぎてひかれそうだなと、ちょっと複雑な気持ち…。

 

 

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  次々に羊がさばかれている間に、焼き場の準備も開始。

 

 

 

 

DSCF4452 そして、女性陣は、体の中身をきれいに洗います。きれいにした肝臓、腸などの部分は油で揚げてからしをまぶして食べます。ビールのつまみに最適と思われます!            

 

 このようにしっかり役割分坦されて、準備は着々と進んでいきます。

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 どこから持ってきたのか、スピーカーも設置され、音楽に合わせて子どもたちは踊りだし、本当に楽しそう♪

 

 

 

DSCF4450 最後に、羊は、開いた状態にされ、立てて焼けるように木の棒を差し込みます。

  そして、完成した状態が右下の写真。

 

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  完成した羊を先ほど準備していた焼き場に並べ、中心に火を焚いたら、後は待つのみ。うちの近所では、約15頭が一斉に焼かれました。

 

 

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 3時間ほど焼いたら、表面にトンコとよばれる唐辛子のようなピリっとする調味料を塗って、再び焼きます。

 そして、待つこと、さらに2時間。ついに完成です。

 

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 じゃじゃ~ん!完成したのは、18時頃。皆様、本当にお疲れ様でした。できた羊は、その日には切らず、翌日切り分け、近所に分けたり、そのまま食べたり、保存しておいたりします。

 なので、今日は私の台所に保管しておくことに…。羊の丸焼きが自分の台所にいるなんて、なんて貴重な経験!と最初はルンルンだったけれど、夜、暗い中でみるとさすがに不気味で、見るたびにびびる私でした。

DSCF4483 【近所の子どもたちと】

Niger News Letter #19 羊が家にやって来た!!

 11.22

   こんにちは!日本はもう寒くなってますか?こちらは朝はもうだいぶ寒くて、最近、朝方は毛布にくるまって寝ています。すっかり暑さに慣れたせいか、気温が30度でも寒いと感じるようになってきた自分が少し怖いです。

 さてさて、こちらはもうすぐタバスキ祭です。タバスキ祭というのは、イスラムの儀式で、ラマダン(断食月)明けから70日後にお祝いをする日です。日本で言えばお正月というくらい大きな行事です。

 そのタバスキ祭、日本語でいえば犠牲祭。羊をさばいて、神に捧げてお祈りをする日です。各家庭で羊を買って、その日にさばいて、調理して食べます。

 そこで、我が家も今年は買いました!羊!!去年は、タウアに来たばかりでお金もなく、羊を買ってまでお祝いできなかったけれど、来年は買おうとガルディアンと約束をしていたので、買いましたー!

 そして、やってきました、羊さん!向こうから「こんにちは~」なんてやってこないので、市場で買います。私も一緒に行きたかったけれど、諸事情で出かけられず、ガルディアンが買ってきてくれました!1頭42,500Fcfa。日本円にして、約8500円なり。

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 子どもよりもおおはしゃぎする私。そして、誰よりびびる私。何もしないから触りなよという友達を横目に、超びびりながら角だけ触って記念撮影。

 

 お隣のうちの分も昼間は預かっていて、メーメー言ってたけど、夜になって、一匹になってからはすっかり静か。

 やっぱり羊はメリーだろうというまったくひねりなしの発想から「メリー」に命名。  「えさをしっかり食べて、大きくなれよー。」と赤ずきんちゃんに出てくるおおかみのように羊を太らせようとする私。

 1週間後にはさばかれる運命だと分かっていつつも、しばらく共同生活楽しもうと思います♪

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Niger News Letter #18 Sa Fem@Niamey

 11月7日

 10月下旬から何だか職場が騒がしい…。やたらと音楽が鳴り、踊ってる人がいる…。

Zara: 「何の準備をしてるの~??」

同僚: 「ニアメで2年に1回のアルチザナ(骨董品やアクセサリーなどのこと)やアフリカの民芸品とかたくさん集めた展示会があるんだ。今年はタウアの主催でやるからその練習をしてるんだよ。Zaraも来るだろ??」

なるほど! Sa Femというこのイベントは、ニジェールだけでなくアフリカの食べ物、服や民芸品など、様々な文化を紹介するものらしく、とてもおもしろそう!そして、今年はタウアの主催=同僚たちがみんな参加する!さらに、文化に携わる人間として、これは行くしかないと勝ってに使命感を燃やしたZara。ということで…

Zara : 「私も行く~!!!」

そして、行ってきました、Sa Fem!!

ニジェールのイベントだし、まぁたいしたことないだろう!(ごめんなさい、ニジェール)と思っていたら、やっぱ首都は違ったぜ!大規模でしたよ~!それとも私の感覚がニジェール化しているのでしょうか?

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            ででん!

入場門には、こんな大きなゲート。ちなみにOrangeというのは携帯会社(フランス発)の名前です。このイベントのスポンサーになっているんでしょうね。

 

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Sa Fem とは、「Salon International de l'Artisant Pour la Femme」の略で、無理やり日本語訳してみると「女性のための国際アルチザナ展示会」といったところでしょうか?

 

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会場に貼ってある幕にもちゃんとTahoua(タウア)って書いてあります。

 

 

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 中には、それぞれのブースがあって、ニジェールだけでなく、マリ、セネガル、コートジボワールなど主に西アフリカの国々のものが展示されていました。

DSCF4297 展示場内の様子。

DSCF4300 トワレグという種族のベット

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DSCF4306 ニジェールのお隣の国、ブルキナのお店。右は、ジャンベと呼ばれるアフリカン太鼓。ニジェールにもありますが、少し形が違うらしい。下は、木器。音は、日本のものとは違って、何だか自然に近い優しい音がしました。音をとっているMovieをのせられないのが残念!><

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DSCF4309左:これも楽器です。メロディーを出すのは難しそうだったけど、疲れたときには癒されそうな音がします。右:アフリカっぽいでしょう??お土産に欲しい人は、Zaraまでご連絡下さい。

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 DSCF4267ボロロ族発見!!

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  ニジェールには、ハウサ族、ザルマ族、トワレグ族など様々な種族があり、ボロロ族もその一部。ボロロには、特色のある歌や伝統があり、これは男性が女装して、誰が一番美しいかを競うものです。

 

 そして、そして、私が今回のイベントに来たのは、なんと言っても、私の同僚たちがいるから!!イベントは数日にわたって行われ、その間ずっと音楽を提供したり、イベントのオーガナイズをしていました。私が訪れた日は、もうイベントの終盤で、みんな疲れていた様子でしたが、私を見つけるとよく来た!よく来た!と温かく迎えてくれました。同僚の頑張っている姿も見れ、ニジェールだけでなく色んな国の特産品も観れて、大満足のZaraでした。

DSCF4273オーケストラメンバー

DSCF4278 MCのコメディアンDSCF4277同僚と☆

Niger News Letter #17 結婚式

  10月11日

  私は、Tahouaに素敵な友人がいます!時々一緒に仕事もするし、悩みの相談にものってもらうし、ギャグまで一緒にやってくれちゃういい友達です。

 今日はその友達の結婚式!!

 8月頃からずっと結婚式する、結婚式すると言っていて、事情で延期になっていた結婚式がやっと行われます!

 そして、私にとってはニジェールに来て以来、初の結婚式!

  日本でもここ最近、結婚式に行っていなくて、とっても久しぶりの結婚式!

楽しみ~♪楽しみ~♪

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まずは、結婚式前日。右のチェックのシーツに包まれているのが花嫁さん。

 花嫁さんは、結婚式前夜と当日はこのシーツに包まれているそうです。そして、手にはヘナという手や足にする飾りを描いてもらっています。

 そして、結婚式当日。

 20時からということで、私も20時には待ち合わせ場所へ。そこから、30分から小1時間ほど待ち(ニジェールタイムね!)、みんなで花嫁さんを迎えに彼女の実家へ。ニジェールでの結婚式は、日本のようなにパーティーをして、結婚を祝うというものというより、花嫁さんを花婿さんの家に連れて行く儀式的なものであるということをその日観察していて知りました。

 私はてっきり日本のパーティーのような結婚式を想像していて、特にうちの両親の結婚式が普通だと思って育ったので(これがそもそもの間違いでしょうか!?笑)、歌あり、踊りありだと思っていたら、大間違い!

 まず、花嫁は悲しみにくれ…(ニジェールでは、結婚=花嫁が実家や両親から離されるという事なので、悲しいのだそう)、花嫁の姉妹には泣いている子もいました。

 そして、花嫁を花婿のうちに車で連れて行ったと思いきや、それは花嫁の偽者で・・・(なんじゃそりゃ!と思ったけど、人が多い中花嫁が移動するのは危険なので、最初は偽者を送るらしい…)

 やっと花嫁が着いたら、笑顔はなく、とっても暗かったので、写真も遠慮しました…。

 最後に、お食事。

 ニジェールでは当たり前なのですが、食事は男性と女性別れて食べます。なので、花婿と花嫁もバラバラ。この日、二人が一緒にいるのを観ることはなく、私は、てっきり二人のツーショットが撮れる!と思っていたのに、がっくり…。

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食事の準備中☆

今日のメニューはマカロニとお米にニジェール特製ソースをかけたものです。

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DSCF4040 (2) 私の友人、そして今日の主役、花婿さん。いい写真でしょ~!? 本当は二人のツーショットが撮りたかったけど、また次の機会に!花婿も、結婚式は、花嫁を家族から奪ったという日なので笑ってはいけないらしい。 

 私の予想とは全く正反対だったニジェールの結婚式。また新たなニジェール文化を知り、ビックリだっだけど、とても興味深い一夜となりました。

 

     そして、後日!友人招待を受け、愛の巣へ訪問!!

 やっととれました~♪二人のツーショット+Zara(←邪魔かしら!?笑)

DSCF4504  結婚式の日は、ニジェールの結婚式って何だか悲しい…って思ったけど、結婚後の二人を見ると、やっぱり幸せたっぷりで、結婚っていいな~としみじみ感じました。

 

 

DSCF4138  奥様お手製料理。

 ニジェールでは、家の中で男性と女性が一緒に食事をすることはとても稀らしいですが、ここの二人は一緒に料理をしたり(これもとっても稀!)食事もするそうです。

 

                               末永くお幸せに~♪

Niger News Letter #16 World Map Project

10月1日 

 Tahoua 市内には、JICA(日本)ボランティアの他に、Peace Corps(アメリカ)のボランティアが活動しています。

 Peace Corpsボランティアとは以前から交流があって、私が英語の授業をMJCでしていた時は時々観に来てくれてたり、一緒に英語の歌を歌ったりしてくれていました。でも、まだ本格的に一緒に活動はしたことがなくて、何か一緒にできたらいいね~と話していました。

 そして、決めました!

 

 

 「世界地図を書こう!!」

 

 これは、Peace Corpsのプロジェクトで、世界地図を描くことを通して、子どもたちに地理を教えたり、世界の教育事情や文化について学ぶ機会を作ろうというものです。

 そこで、始まりました!World Map Project!

9月にMJCディレクターと話して、図書館の横に世界地図を書いてもいいとの承諾をもらい、ペンキ等を買い揃え、いよいよ開始!

DSCF3961  まず、採寸をとり、世界地図を描く部分の下地作り。

 壁のペンキがはがれかけていたので、そこをはがして下に書くことにしました。

 

DSCF3966  子どもたちも一緒にはがしてくれました。これは、なかなか根気のいる作業で、子どもたち大活躍!!

 

 

 

DSCF3968 あと少し!あと少し!

 

下地が完成した時点で、すでに太陽が私たちを暑く照らし始め、今日のところはここにて終了!

 

   続いて、次の日。DSCF3975

 今日は下地の上に白いペンキを塗ります。白いペンキを塗ってくれているのは図書館司書アシスタント。

 

 

DSCF3984  白い下地ができれば、鉛筆でますを作って、その上に地図を下書きしていきます。

 本の中に、どの位置にどの国があるか書いてあるので、それを真似して地図の下書きをします。

 

DSCF3988 下書き中のPeace Corpsボランティア。

下書きができた頃には二人はもうヘトヘト。世界地図を描くなんて、なんて楽しそう~♪なんて気軽に始めたけど、結構労力がいるいことに初めて気づいたZaraとAli(アメリカ人のニジェール名)。

 先は長いぞ~!

 

 

 「何事も楽しんでやらないとね!」というアメリカ的考え!?なのか、二人の考えなのか、とりあえず楽しもう!ということで、音楽を用意し、歌いながらペンキ塗り。

 今日は、背景の海です。

DSCF3993  作業は、最初、気温の低い早朝7時から開始していましたが、9時、10時にはすでに暑く、二人ともぐったりしてしまうことが判明し、夕方へ切り替え。また、この時期に珍しく、雨が降りそうになり、強風にペンキがとばされそうになり、慌てて退散することも…。

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                             AliとZara

 海が完成したら、次はいよいよ国を塗ります!当初の予定では、子どもたちと一緒に描こうと思っていましたが、予想よりも地図が細かく子どもたちが塗るのは難しいだろうということで、まず自分たちで描いて、描いた地図を使って授業をすることに変更。

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 MJCの前で働いている絵描きの友人にも手伝ってもらいながら、毎日少しずつ作業を進めます。

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 けっこう形になってきたでしょ~!?!? さて、みなさん、ニジェールがどこか分かりますか??

 

 

そして、じゃじゃ~ん!!!!!

ついに世界地図完成しました~!!!!!!

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 ちゃんと、Peace Corps とJICAのロゴも入ってます。そして、右下には、ニジェール国旗。

 最終的に、完成したのは、11月。約1ヶ月かかりました。

Aliは、もう世界地図なんて書かない~!なんて言ってたけど、笑 ニジェール人からは好評で、次は、ニジェールだけの地図を描こう!との提案もありました。図書館前の壁にまだスペースはあるし、ペンキも余ってるし、やってみようかなぁ~!?!?