続いて、8月!
8月3日は、ニジェール全体で植樹が行われる植樹祭。このチャンスにMJCでも植樹を!と、タウア州の環境局と協力をして準備を進めていました。
植樹祭は毎年行われているニジェール行事の一つで、国家のイベントとして各都市で開催されます。私もその組織メンバーにちゃっかり入れてもらい、会議に参加したり、環境局やスポーツ局と連携して準備を開始。
私の企画は、MJCでの植林、子どもたちによる環境に関する劇の発表、そしてサッカーの試合。
植林は、環境局に相談すると苗木を提供してもらえることに!
環境に関する劇は、サッカーの試合に出るメンバーから出演者を選出。MJCの図書館司書アシスタントに協力を依頼して、毎日稽古、稽古!ニジェールの子どもたちは演技が上手い!長いセリフもしっかり覚えて、しかも感情こめて白熱の演技をみせてくれます。
サッカーの試合に向けては、6月下旬から早朝練習を開始。スポーツ局の人がコーチを引き受けてくれて、子どもたちも集まり、しっかり練習を積みあとは本番を待つのみ!!
なんて調子がいいんだろう~♪
ニジェールも慣れたもんだぜ、ふふふ~ん♪
なんて思ってたら、
これこそ、ところがどっこい!
植樹祭を1週前に控えてた午後、環境局にあいさつに行くと、ディレクターが、「Zara(ザラとは私のニジェールでの名前)、今日は悪いニュースがあるんだ」と一言。
何だか、いやな予感・・・。
「植樹祭が中止になったんだ。」
「はい???なんですって~~~~~~~~~~~!?!?!?!?」
ちょうど、このときニジェールでは大統領選挙を目前に控えており、その選挙活動と植樹祭が重なり、キャンセルになったらしい…。
私は、頭真っ白!今までの準備は!?サッカーの練習あれだけしたのに…。と途方にくれる私にディレクターは、
「ま、延期したらいいよ」と軽く一言。
「延期できるんかいっ!!」とつっこみをいれたくなったけど、ぐっとこらえて、詳細を確認。
すると、植林だけは当日に行って、サッカーの試合は1週間延期して実行できることが判明。
「なんだ~!できるんじゃん!あ~よかった!驚かせないでよ~!」とディレクターのもちもちした二の腕をぱしぱし叩きながら一安心した私。しかし、これがドラマ始まりだと知る由もなかった…。
植樹祭~後編~に続く…