2009年4月20日月曜日

Niger News Letter#5 Niamey生活

Bonjour!

この前は、体調を崩して、みなさんにご心配おかけしました。電話をかけてくれたり、コメントをもらったり、本当に嬉しかったです。お蔭様で体調もすかり良くなりましたー!ありがとうございます。

さて、体調もすっかり良くなり、ニジェールの首都ニアメ生活を満喫しております。

水曜日は、ニアメのボランティア隊員の活動見学!ということで、テレビ局に行っていました!彼は、ニジェールの国営放送でカメラマンとし働いています。

ニジェールのテレビ局は想像よりも大きくてビックリ!!宇和島のUCAT(地元のケーブルテレビ)を想像していた私は、とっても驚きました。ニジェールといっても、さすが国営!日本でいうNHKですね。こちらのテレビは、ニアメだけ民放があります。他の地区は国営のみらしいです。

の日は、教育テレビの収録を見学させてもらいました。アナウンサーと子供たちが、フランス語のクイズをしたり、最後はダンスを踊っていました。

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撮影現場

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編集室 機材はほとんど日本の寄付だそうです。

 

週末はテニス&プール!!ニジェールにもあるんです!アメリカ大使館の敷地内に、テニスコートとプールがあります♪初めて行ったけど、とっても本当に楽しかった!!

テニスは本当に久しぶりで全身筋肉痛になりました…。情けない…!でもやっぱりテニス好き!!

そして、思いっきり汗をかいたら、プールにドボーン!気持ちイー!

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そして、ニアメを満喫して、これからモロッコです!!ワクワク!!空港がストライキ(ニジェールではあるんです!)で出発できなくなるかも!!という情報もありましたが、何とか出発できそうです!

それではいってきまーす!!

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ニジェール川の前で・・・

2009年4月15日水曜日

Niger News Letter #4 Babu Lahiya

こんにちはー。ニジェールでは暑い日が続き、尋常ではない汗のかき方をしてます。

さて、今、首都のニアメに来ています。予定では、今週の木曜日に上京でした。というのも、来週からモロッコに行くため。任国外研修ということで、モロッコで行われるボランティアプログラムに参加してきます。JICA主催ではないのですが、向こうでも青少年育成に関する活動に参加してきます。

なので、私は、2週間ほど前から気分はモロッコ♪

暑くても活動頑張るぞー!と意気込んでいました…。

が、

先週の月曜日に発熱。

朝は、微熱だったのですが、夜は39度まで上がり、ぐったり。。。朝には、微熱になるも、仕事は休むことに…。薬を服用しながら、様子を見ていたんですが、次はリンパがはれ、水も飲みにくいほど、のどが痛くなり、さすがに参った!食欲もなくなり(私にしたら、めちゃめちゃ珍しい!!)、さらには、目やにがでてきて、眼はあけらないわ、一体私の体はどうなるんだと思いましたよ。そして、モロッコよりも日本に帰りたかった。笑

でも、タウアの隊員たちがおかゆや差し入れを持ってきてくれて、本当に助かりました。ガルディアンも「何か買ってこようか?」って気を使ってくれたり、「大丈夫」と電話をかけてくれたり、お見舞いに来てくれたりするニジェール人たち。本と周りの人たちの優しさに救われました。

ちょっとここで、おもわずこけてしまった話。うちのガルディアンに薬局で解熱剤(1箱)を買ってくるように頼んだところ、最初にもってきたのは、1箱ではなく、その中身の1個。ニジェールでは、道端で、薬が小売にされているんです。頼んだときに1個といったらから、よく分からなかったらしい。ニジェールらしい間違いだなー。おもわず「いや、いや、いや」と突っ込みをいれたくなりました。笑

タウアでは、病院はあるものの、誤診があったりするので、JICAではニアメの病院に行くように薦められています。なので、体力のあるうちにニアメへ。バスで8時間。病気のときはさずがにきつい。でも、ちょうど一緒にニアメ上がってくれる同任地隊員がいたし、薬のお陰でそこまでつらくなかった。

そして、病院に行き、薬をもらって、今ではすっかり回復。喉頭炎でした。のどの炎症らしい。

本当に健康第一!

日本にいるときは、ほとんど病気もしないし、病気になったら、病院に行って薬をもらえばすぐ治る。

でも、ここでは、すぐに病院にいけるわけでもないし、本当に自己管理が大切。いつも自分は健康なだけに、今回初めて自分の弱さを痛感。自分は自分で大切にしないといけないね。

あと、日本のように医療機関が整っているのはきっと世界でもわずかなんだということを身をもって実感。つらいときに、すぐに病院に行けない、薬が買えないって大変っていう言葉だけじゃすまされない。

 

病気になって、つらかったけど、色々と身をもって学べました。

今は、神様が与えてくれた休暇だと思って、少しのんびりします。

タイトルのBabu Lahiyaというのは、ハウサ語で元気ではないって意味です。今では、すっかりLahiyaLou(元気)です!

Niger News Letter #3 たいせつなもの

日本の青年海外協力隊のように、アメリカにも途上国でボランティア活動をするのが、Peace Corps。

一度、Peace Corps 主催のエイズの啓発活動に参加させてもらったことをきっかけに、友達ができ、その友達が活動をしているという村を訪問させてもらうことになりました。
その村には、電気はないし、水は井戸水。
女性は朝は井戸の水汲みから始まり、食事の準備、洗濯と一日中家事に追われています。
生活環境はとても厳しいはずなのに、みんなとっても明るかった。
どこからどもなくあいさつをしてくれて、私のつたないハウサ語をうまいよなんていってくれて、本当に温かくて、優しかった。
折り紙をしたり、日本から送ってもらったひな祭りのカードを見せると、子供たちは大喜び。私も本当に楽しかった。

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村での出張 折り紙教室

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ツルミという道具を使って、ミレットという食べ物を作ります。彼女は笑顔ですが、これがなかなか重労働。女性は暑い中、この作業を長時間行っています。

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家の敷地内には、動物がたくさん。

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子供たちに学校の補習授業を行う友達。子供たちはみんなとても熱心。

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井戸から水を汲む少年。この井戸は、Peace Corpsの彼女の協力のもと作られました。

ニジェールに来る前、協力隊に行くとまわりにいったとき、多くの人かr「井戸を掘りにいくの!?」という反応が返ってきました。そのとき、私は、「今の時代に井戸掘りなんて、昔はやってたかもしれないけど、今は違うよー」と思っていました。

だけど、実際にこっちに来て見ると、大切なのは、水。少々色が、カフェオレのようだろうが、こちらでは、貴重な水に変わりはない。

安全な水の確保がいかに重要で、その一方で、まだまだ全体に浸透していない現実を知りました。

知らないことは山程あります。

そして、村にいると自然をとても近くに感じました。電気はないから、夜は真っ暗かと思いきや、月の明かりのおかげで懐中電灯いらず。月明かりのもと、おしゃべりしてました。

ものや情報がたくさんあると気づけないことや見えなくなってしまうこともある。

 

「本当に大切なものは以外に少ない。」

ニジェールに来て、気づきました。
何もなくても、人は生きていける。それも、強く、優しく。

何が自分にとって大切なのか、何を大切にしたいのか、

自分をしっかり掘り起こそうと思います。

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村からの帰りに見たラクダ。タウアでもよく荷物を運んでいたりします。

Niger News Letter #2 おかえりー♪

私は、今一人暮らし。

だけど、家族がいます。

それは、うちのガルディアン一家。

 

JICAでは安全のため、ガルディアンを雇うことを決まりにしています。

家が近くにあって、夜の時間帯だけ通ってくるガルディアンもいれば、うちのように家族で家の敷地内に住んでいるガルディアンもいます。

最初は、人を雇うことに戸惑っていた私。

でも、子供はすぐになついてくれたし、奥さんは時々料理を分けてくれたり、何よりガルディアンが頼りになる!

トイレが壊れた、水が出ない、何かトラブルがあったら、「サリスー!」(ガルディアンの名前)って呼んでます。

 

すごく、賢くて、困ったことがあっても、あるもので解決してくれます。

何もできない私のために、きっと神様は私に、スーパーガルディアンをつけてくれんだ。きっと世界はこう上手く作られているのだと勝手に解釈する私。

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うちのスーパーガルディアン サリス

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奥さん アイシャトゥ と長男ラウワリ(5) 次男アブドラハンマン(2)

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長男ラウワリ(5)

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次男アブドラハンマン(2)

 

 

そんなにぎやかな谷本一家(!?)ですが、3月はがらーんとしていました。

というのも、サリスの奥さんと子供たちが村に里帰りしていたからです。サリスは、一人でお留守番。「元気?」といきいても、寂しそうに「とっても元気だよ。」って、いやいや絶対元気じゃないやんーと思いながら、明日には帰るかなーと二人で首を長く、長ーくして待っていました。

ガルディアンの奥さん、アイシャトゥは、日本語を覚えてくれて、私が「ただいまー」って帰ったら、「おかえりー」と迎えてくれます。

それがないのが、とっても寂しかった。

奥さんは、携帯を持っていなから、すぐには連絡はつかないし、とにかく待つのみ。

そして、帰ってきましたー!

待ちに待った 「おかえりー!!」

子供たちもみんな元気で、うちがいっきに明るくなりました。

 

IMG_1929 ニジェールの家族と☆

Niger News Letter #1 その先に見えるもの

 4月になりましたね。ちょっとタイトルのスタイルを変えてみました。

 今日は活動のことについて…。

  私の職種、青少年活動は本当に幅が広い。歌にダンスにお絵かき、エイズの啓発から、英語に、日本語教室とまさに何でも屋さん。自分のできる分野を活かしつつ、現地のニーズにあうものを見つけることが最初の仕事。自分の好きなこと、やりたいことができて良いという反面、活動があまりに幅広くなりすぎたり、目標が見えにくくなっていたりと難しい面も多々ある。

 私の要請内容(ニジェールが私の仕事として求めているもの)は、子供たちの余暇活動の促進やMJC(青年文化の家)の活性化。だけど、実際の子供たちの様子を見ると、衣食住も整っていない子もいる。MJCの予算にも余裕があるわけでもない。そんな状況で余暇活動は重要視されていないのも現実。だけど、余暇活動といってもだた遊んでるだけじゃない。遊びの中で育まれる社会性や言語の授業の中で育つコミュニケーション能力、そして、啓発の中で得られる知識だってある。そんな遊びや学びの先に見えるものをはっきり持つことが大切なんだって最近気づきました。

  そして、その先に見えるものがはっきりすれば、毎日の活動にももっと張り合いがもてるし、取捨選択も簡単になる。そして、きっと自分の毎日にも同じことが言えるんだと思う。何を大切にするのか、とか、何を望むのかとか、自分の目標があれば、きっと色んな情報、環境やまわりに惑わされることなくすっきりと立っていられるんじゃないかな。

 目にする現実、肌で感じる自然、耳で聞く真実、色んなことを取り入れつつ、今の自分とその先に見えるものを少しづつクリアに、そして、リアルに。

MJC

カレンダー2 活動の様子