2009年12月8日火曜日

Niger News Letter #14 植樹祭~サッカー~

  8月3日の植樹祭を無事終え、残すのは8月8日のサッカーの試合のみ!子どもたちの練習も順調だし、頑張るぞ~!と意気込んでいた矢先、ディレクターから「予算はもうない」…。まさかのカウンターパンチにZaraは・・・??

Zara: 「予算ないって、サッカーの試合がまだあるのに~!!」

Director:「こっちはもうお金ないけど、Zaraはお金出せるでしょ?!」

Zara:「いやいやいやいや!出せませんから!ちょ、ちょっと、とりあえずスポーツ局と話してくる!!」

と、ディレクターと別れ、サッカーの試合を一緒に行うスポーツ局へ…。

Zara:「…というわけで、環境局はもう予算がないんだって!お金ないけど、どうしよう!!!」

スポーツ局:「ニジェールはいつもこうなんだよね。ニアメにイベントの計画書送っても、結局お金がなくてできないんだよ。今回は、Zaraが出せばいいよ。Zaraのプログラムなんだし。」

(何~~~~~~~~~~~~っ!!?!?!?!?!:Zara心の声)

Zara:「私はお金ださないよ!!っていうか、私だけのプログラムじゃないでしょ!?私たちのプログラムでしょ!?!!?だったらみんなでお金払おうよ!!」

スポーツ局:「いやいや、Zaraのプログラムだよ。Zaraが言い出したんだし。僕たちはそのプログラムに協力しているんだよ。ニジェールはね、プログラムを考えた一人がお金をだして、そのまわりの人はそれについて働くだけなんだよ。」

Zara:「…。じゃぁ、私はお金だけ出したらいいんですか??お金をだすだけだったら私じゃなくてもいいじゃない!!」

普段は冗談を言い合い、仲良くさせてもらっているスポーツ局の人たち…。私たちのプログラムとして、一緒に働いているつもりだったのに…。ああだ、こうだ、さんざん言い合い、結局話し合いは平行線のまま。

そして、再び、環境局のディレクターのもとへ…。

Zara:「ということで、スポーツ局はお金をだしてくれそうにないんだけど、時間ももうないし、関係者やコミュニティーから少しずつ出しあうのかいいと思うんだよね。」

Director:「確かにね。じゃ、これは僕から。」

と、あっさりポケットからお金をだしてくれるディレクター。

Zara、超感激!「ありがとう~~~~~~~~~~~~!!!」 とディレクターの抱きつきたくなるところをぐっとこらえて、かたく握手。

そして、その後、他の関係者に事情を説明し、少しずつお金を出してもらったり、自分も負担して、なんとかお金は集まった。

私の気持ちとしては、一人100Fcfaでもいいからだしてもらって、みんなのプログラムとして進めたかったけど、時間もないし、まわりからも少しは出してもらえたし、今回は妥協。

それから、残り3日くらいで、超ドタバタしながら、試合の準備。観客を呼ぶために、タクシーにマイクをとりつけ、町をアナウンスしてまわったり…(これは、し○ば○センター令嬢としては、得意分野!本日は5倍セールでーす!!といいそうになりながら笑、サッカーの試合があることをしっかりアナウンス。)招待状を各局に配ったり…参加賞を揃えたり…。

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【タクシーにマイクをとりつけ、アナウンス】

そして、やってきました8月8日。

早朝練習後、子どもたちはコーチとミーティング。

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 審判と、試合の景品。

 勝ったチームには、サッカーシューズ。これは日本からの寄付で、帰国した隊員が置いていってくれたものです。

 負けたチームには、サッカーユニフォーム。

 

 

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 音響を担当してくれた同僚と。試合前には音楽を流して陽気なムード。しかし、私は閉会式のスピーチ練習で頭がいっぱい…。

 

 

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 試合前の子どもたち。ユニフォームに着替え、準備万端の様子。

 

 

DSCF3788関係者の到着後、開会式。観に来てもらった関係者と握手を交わす選手たち。

 

 

 

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そして、キックオフ。平等な強さになるようにチームを分けたお陰で、試合は接戦。前半を終え、0-0。しかし、何だか、雲行きが怪しい…。試合前から少し雲が出ていたけれど、段々風が強くなってきた…。いやな予感…。

ささっと休憩をとり、急いで後半へ…。

試合は0-0のまま、そして、風はより強くなる…。嵐の予感…。

ニジェールは雨の前は、風が強くなるのです。

 

いっそう風が強くなり、ゴールポストが倒れ、キーパーの子どもが下敷きに…!!

 

と思いきや、危機一髪…。あー、心臓に悪い…。

 

悪天候のため、時間を短縮。試合は0-0のまま、PK戦に突入!

そして、その後、勝者決定ー!!最後のゴールが決まったときの盛り上がりは雨雲を吹き飛ばす勢いでしたが、残念ながら、吹き飛ばせず、雨が降り出したので、私たちは室内へ退散。

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  そのまま室内で、閉会式。私のスピーチはカットし、(ちゃんと暗記してなかったので、ちょっと安心♪)賞品の贈呈。

 

 

 

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 試合後、子どもたち関係者と記念撮影。

 

 

 

DSCF3793DSCF3808  色々とドラマがあった植樹祭。衝突もあったけど、ニジェール人とたくさん関われたし、一緒に働くことができて本当にいい経験をさせてもらいました。

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  サッカーの試合が終わった後も、早朝練習は続いています。子どもたちが、自主的にランニングをして練習を始めている様子を見て、イベントをしてやってよかったなとしみじみ思いました。

 

【もらったユニフォームを着て嬉しそうにランニングをする子どもたち】

2009年12月4日金曜日

Niger News Letter #13 植樹祭~植樹祭当日編~

 8月3日

 当初は植樹祭の前夜は、前夜祭として夜にイベントがある予定でしたが、選挙の関係でそれは中止。

 子どもたちの劇はそこで披露する予定でしたが、キャンセルのため、MJCで植林を行う直前に発表することにしました。

 まず、MJCで植林を行う前に、市内の学校で、環境局による植林が行われました。

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 植樹祭には、タウア州の州長、政府関係者も参加していて、学校全体に植林を行いました。青い服を着ているのが、タウア州の州長です。

 

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  植林が行われた学校の生徒たちは、みんな正装!あまりにかわいいので、一緒に記念写真☆

 

 

 学校での植樹のあとは、MJCにて植樹祭。まずは、子どもたちの環境に関する劇の発表。本当は、夜のイベントを通して、多くの人に見てもらいたかったけれど、そのイベントは、キャンセルのため、普段、一緒に仕事をしている関係者に観に来てもらいました。

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子どもたちの発表を観に来てくれた、仕事の関係者たち。 

 

 

 

IMG_4185 子どもたちは、日頃の練習の成果を十分発揮して、熱い演技を披露!

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  毎日の練習のお陰で子どもたちは、失敗もなく劇を発表。関係者もとてもほめてくれて、学校で行われた植樹祭のプログラムに入れておくべきだったとも言ってくれました。

 

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劇の後には、記念Tシャツ&キャップを贈呈☆そして、みんなで記念撮影。

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そして、メインの植樹!

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 まずは、環境局の人にデモンストレーションをしてもらいました。そして、子どもたちの手によって、8本の木がこの日、植えられました。

 

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IMG_4249 (2)  最後にみんなで☆

 小規模での植樹祭になってしまったけど、環境局の人にも来てもらえたし、子どもたちも植樹&劇に参加できたところはよかったかな。私がいる間にどれくらい木が成長するか楽しみです。

 「木が無事植えれてよかった~♪さぁ、次は、サッカーの試合だ~!!」と意気揚々とディレクターとの打ち合わせに。

 すると、とんでもない事実が判明!!

 サッカーの試合の参加賞として配るはずのTシャツがもうなくなったらしい~!!それどころか、予算自体もうないらしい…。

 「劇の子どもたちにもう配ったから、Tシャツはもうないよ。」とディレクター。

 サッカーの試合の参加賞はTシャツって会議で決めたし、その分は確保していると思い込んだ私が間違いだった…。しかも、予算もうないって。

   サッカーの試合は4日後…。

   どうする、ZARA!?!?!?!?