2008年11月6日木曜日

出発

 出発まで毎日バタバタでした。タウアでは一人暮らしが始まるので、その買出しが一苦労。冷蔵庫、自転車、日用品など、日本のようにおおきなスーパーがないので、色々なところを回ってあつめました。あー、ニジェールにしんばし(実家のスーパー)がほしい。笑

 外務省の表敬もしてきました。
 本当は、文化芸術余暇省という自分の配属先にも表敬に行く予定が、当日集合時間5分前にキャンセル。ありえないー。さすがニジェール。
あと、ありえないといえば、新品と言われ買った自転車が購入翌日にパンク。地元の自転車屋さんではありえないー。まぁ、ニジェールだから仕方ない。(この一言で全て片付いてしまうことが恐ろしいけど。)

 表敬後は、ホテルにてレセプション。
 関係者が集まって立食パーティー。
アメリカのボランティア、ピースコーの関係者も来ていて話ができました。というのも、11月末からピースコー主催のエイズの啓蒙活動に私も参加します。マラディ州の村からザンデール州の村までの140キロを自転車で、啓蒙しながら移動します。私の活動でもエイズについてあるし、しっかり勉強させてもらい ます。
 食事は、羊の丸焼きがでておいしかった♪ その肉をのどにつまらせるという私らしいハプニングもありましたが(笑)、楽しいひと時を過ごせました。

 いよいよ2時間後には赴任です。
 やっと始まります。
 不安もあるけど、大丈夫!
 あと22ヶ月と半分。
 後悔しないように、やりたいこと、できることは全部します。
 
 次の更新は1ヵ月後かな?
 たくさん書くことができるように、たくさん動いてきます。

ホームステイ

 10月27日から10月29日まで任地のタウアでホームステイをしました。
 私は活動先のMJC(Maison de Junne et Culture):文化センターの秘書のところにお世話になりました。
 タウアは、ニアメからバスで約9時間。朝6時に出発して、到着は15時ごろでした。道がよくないので、バスが揺れる②!軽く遊園地のアトラクションです。笑

 ホームステイ先に着くと、子供たちが歓迎してくれました。子供が多くて、最後までこの子は誰の子供なのか区別がつきませんでした。でも、私にハウサ語を教えてくれたり、一緒に散歩に出かけてくれたり、いっぱい遊んでもらえて楽しかった。

 ホームステイ先では、驚くことがいっぱい!
 まずは、トイレ。青空!土壁で囲ってあって、奥にホースというか、穴があるので、そこをめがけて…。そして、お風呂も同じ場所。シャワーはないので、バケツにくんである水を使いました。夜は少し寒かったけど、なんとかバケツ一杯で済ませました。
 こっちに来て、本当に感心することは、ニジェール人の水の使い方が上手なこと。少ない水で手や体をきれいに洗います。家に水道がないこともしばしばで、近くの井戸や水道のある家に汲みにいったりしています。ホームステイ先には、家の外(敷地内)に一つ。近所の人たちも汲みにきていました。自分の水の使い方を見て、考えるところがたくさんあります。こっちの人にとって、本当に水は貴重なもの。実際、水道も電気もない地域もあって、朝は水汲みから始まる隊員もいるらしいです。

 また、活動先であるMJCも訪問してきました。
タウアのMJCは本当にきれいで、びっくり!そして、何より働いている人たちがいい!!みんなやる気があって、一緒に働けることが本当に嬉しいです。
 協力隊員用の部屋があるので、そこを自由に使わせてもらって活動することになりました。特に、学校に行けない子供たちや、家にいる若い女性を対象に活動します。曜日を設定して、英語の授業、お絵かき、保健衛生(タウアはニアメに続いてHIV感染者がらしい)、日本文化などの授業をする予定です。また、バレーボール担当の人もいるので、時間があるときは一緒に活動をします。バレーの練習にも参加したんだけど、しっかりコートもあって、(屋外だけど)選手もコーチもやる気でした!準備運動もしっかりあって、部活を思い出しました!
初回でここまで話ができたので、大収穫!赴任したら早速活動が始められそう♪より一層活動が楽しみになりました。タウアMJCは、設備も整っているし、働いている方々もとってもいい人たち。本当に恵まれてます。でも、地域によっては、まったく機能していないMJCもあるし、自分の活動が他のMJCにも影響を与えられるようになればいいな。

まず、1年目は、語学の取得と人脈を広げることが目標です。

KOLLO

 研修があった、KOLLOは本当に田舎でした。
 ロバや牛が荷物を運んでいたり、少し町から離れると、川で洗濯をする人々がいたり。
 散歩に出かけると、そこには見渡す限りの田んぼ!アフリカだとは思えなった!!緑があふれていて、沖縄のような印象を受けました。そして、丘から見る景色は本当に最高!地平線が見えて、果てしなく続くような広い大地。まさにアフリカ!そして、3時間歩き回ったあとの水は何よりおいしかった!
 子供もすごく多くて、よく遊んでくれてました。こっちの子供は、栄養不足のせいか、年齢よりも小さく見えます。でも、とっても人懐っこくて、すぐに名前を覚えてくれて嬉しかった。カドー、カドー(フランス語でプレゼントのこと)、とか写真をせがまれるとカチンとくることもあるけど、基本一緒にいて楽しい!しかし、名前が覚えられない…。似たような名前が多いだけでなく、顔と名前が一致しない。活動始まったら名簿でも作ろうと思います。あと、村の人といつも挨拶してくれて、優しかった。日本にいたら、道ですれ違っても知り合いでない限り、何も言わないもんね。

 最初は、慣れない生活にいっぱいいっぱいだったけど、人間とは恐ろしいほどに適応できることを身をもってしりました。カエルがいるシャワー、手洗い洗濯、牛糞をさけて歩くこと、時々羊の集団が部屋の前を通ることなど、今となっては普通です。

 あと22ヶ月半ほどで、私はどこまでたくましくなってるんだろう…。
 本当にどこでも生きていけそうです。

ニジェール文化

  現地語学訓練中、土曜日の午前はニジェール文化の授業でした。ニジェールの宗教、民族、冠婚葬祭などについて教えてもらいました。その内容を少し紹介します。

 〈〈宗教〉〉
 ニジェール国民の約9割はイスラム教。
 イスラム教の特徴は・・・

  • 一日5回のお祈り:お祈りのときには、手、足、鼻、顔、口などを洗って清めてからお祈りします。
  • 豚肉は食べない。
  • ラマダン:断食のことで、日の出から日の入りまでの間は食事や水分をとりません。その期間のあとは、ラマダン明けのお祭りがあり、今年は9月30日でした。そのときは、大人から子供まで正装で、集まってお祈りをした後、盛大に食事をとります。
  • 一夫多妻制:ニジェールは一夫多妻制なので、一人の男性は養えるのであれば、4人まで奥さんをもつことができます。なので、既婚男性から第二婦人にならない?などと口説かれることもあります。第二婦人とか絶対イヤやし!!笑
  • コーラン:イスラム教の教えが書かれてある本。アラビア語です。
                                               などなど・・・
     他にも、色々な決まり事があります。一日5回のお祈りはかかさないこちらの人は本当に真面目だなと思います。私も一度、朝5時30分のお祈りに参加しました。前は、イスラム教について浅い理解しかなかったけど、実際に話を聞いたり、目にしたり、一緒にお祈りをすると、さらに理解できたように思えます。でも、断食はできないなぁ…。

 〈〈民族〉〉
 ニジェールには様々な民族がいます。代表的なのは、ハウサとザルマ。また、サハラ砂漠にはトワレグ族という遊牧を営む民族もいます。他にも色々な民族がいるのですが、それぞれが違う言語や習慣を持っていて、とても興味深い!
 ちなみに、私の活動先、タウアはハウサ圏です。

 〈〈ダンス〉〉
 ニジェールの人は踊りが上手い!特に子供たちの踊りには圧巻です。
 一度、夜の教室がクラブと化していました!!小学生から中学生くらいの男の子たちが踊っていたんだけど、めちゃめちゃ上手!!教室だったけど、ノリは完璧にクラブでした。時間も忘れて、一緒に踊って本当に楽しかった♪
 女の子ももちろん上手で、研修の最後にあったタムタムというダンスでは、素敵なダンスを披露してくれました。やっぱりリズム感が違うというか、動きが本当にしなやかです。しかも音に合わせて、いろんな種類の踊りがある。私もこっちにいる間に、ニジェールダンスをマスターして帰ります♪
 また、タムタムの日は、私たち日本人も負けずにヨサコイソーラン節を披露しました!暑い中練習した甲斐あって、現地の人たちにも喜んでもらえました。ダンスの後は、こっちの子供とかも「どっこいしょー、どっこいしょー」とか言ってて、かわいかった☆ タウアでも、ソーラン節したいなー。宇和島踊り&ガイヤ(地元の踊り)もやって、日本祭りでもしようかな♪♪♪

現地語学訓練

 10月24日、KOLLOでの現地語学訓練が無事終わりましたー。

 実際ハウサ語は思ったよりのびなかったけど、最終的にハウサ語を好きになれたのでよかった!
 先生がすごくいい人で、いつも私たちの要望に応えようと努力してくれました。そんな先生を見ると、自然と私も頑張らないと思えて、いい循環でした。やっぱり先生って大切。実際、最初はやり方が合わなくて、戸惑っていました。こちらでは、先生が教えるレクチャー形式なので、3人というせっかくの少人数クラスがいかせてないように思えて、授業にもいまいち身が入らず…。最初は、そのことを口頭で伝えたら、うまく伝わらず、ニジェールはこうなんだよで終わってしまいました。でも、アンケート(週に1回ある授業評価アンケート)に書いたら、すぐに変えてくれて、感激!!やっぱり伝わるんだー!!今は特に、語学力も不足しているから、筆記で伝えたほうがいいことが判明。その後、先生も私が言わなかったら気づかなかった、言ってくれてありがとうと言ってもらえてすごく嬉しかった。
 
 ニジェールでは、学校に行けない子供も多いけど、先生たちの労働の課題もあるようです。暗記中心や講義形式の授業だったり、先生にやる気がなかったり・・・。実際、学校がストライキになって、授業がなくなることもあるらしい。給料も関連すると思うけど、先生の教育不足もあると聞きました。活動が始まったら、学校もまわって、実際の様子を見てみよう思います。

お久しぶりです!

みなさん、元気ですか?
いつもすぐに更新すると言っておきながらなかなか更新せずにいました。ごめんなさい!

今は、首都のニアメにいます。現地語学訓練を終え、さらに、活動先のタウアでホームステイをしてきました。そして、最後の赴任前オリエンテーションや外務省の表敬を終え、約4時間後にはタウアに向けて出発です。本当は、5日に出発する予定が一緒に行く隊員の体調が崩れ、今日に延期になりました。一日のびて、ゆっくり休めるー♪と思っていたら、私もお腹がキュルキュル~。



念のため病院に行くことになりました…。
検査結果は、何かのウイルスが原因とのこと。特定の薬はないので、下痢や腹痛などをやわらげる薬を処方してもらいました。特に問題はないので、予定通り赴任できます。よかった②!

ニジェールに来て、病院は2回目。前回も腹痛と下痢(お食事中の人、すみません)。
前回は、何か腐ったものを食べたらしく、今回と同様に薬だけもらいました。
やっぱり日本と違って、衛生面も整ってないので、外食は注意しないといけないし、肉には基本的に赤痢菌がいたりするので、よーく火を通さないといけないと健康管理委員の方に教えてもらいました。確かに、この間したBBQのとき、暗くてよく見えないまま半生の肉を食べていたような…。
これからは、活動も始まるし、特に自己管理が大切!自分の身は自分で守る!!本当に健康一番!


タウアでは、ネットが使えないので、ブログの更新はできそうにありません…。今のところ12月中旬に一度ニアメに上がってくるので、またそのときにまとめて更新します!!
ちょっとこれまでのことを項目別に書きますー。