2009年5月13日水曜日

Morocco News Letter#1 研修@Rabat

 Assaramarekun!:アッサラマレクン (アラビア語で「こんにちは」)

 更新が遅くなりましたが、4月29日、モロッコから帰ってきました!ニアメの空港に着いて、ドライヤーのような風を浴びたときは、一瞬引き返そうかと思いましたが(笑)、タウアに戻ると、自分の家があって、迎えてくれる人たちがいて、やっぱり一番落ち着くなぁーとしみじみ思っています。

 さて、今回は、News Letter Moroccoバージョンということで、任国外技術補完研修のレポートをお届けします!

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      ☆ホテルから見たラバトの町並み☆                     城壁の向こうには、旧市街が広がっています。

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☆久しぶりに、こんなにたくさんの、しかもきれいな車を見て、ビックリ。笑☆

 まず、4月20日から25日までの5日間、モロッコの首都ラバトで、現地のNGOの活動に参加させてもらってきました。ボランティアのメンバーは、ドイツ人5人、アメリカ人夫婦、インド人夫婦、そして私の10人でした。主催は、EIL(Experiment in International Living:国際生活体験協会)というところで、大学時代にお世話になった教授に紹介してもらいました。

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   ☆ドイツ人のボランティアメンバーと☆

 内容は、主に青少年育成に関わること。英語の授業、植林、音楽や絵なのどの余暇活動などで、私がニジェールでやっていることともつながりがあるので、JICAの技術補完研修という形で参加してきました。

 モロッコ到着した次の日、まずモロッコの私立学校を訪問して、英語の授業をさせてもらいました。そのNGOは、モロッコのSaleというラバトから車で数十分のところにあります。Saleは、貧困層が多く、モロッコでは、教育は無料で受けれるものの、教科書などが買えなくなったり、働かないといけなくなったり、経済的な理由から学校を中退してしまう子が多いらしいです。そのため、そのNGOでは、学校と連携をして、学校を辞めてしまった子や授業の進度に遅れをとっている子に対して、サポークラスを運営しています。アラビア語、フランス語、数学や理科など、ほとんどの科目の授業を行っているそうです。また、外国語の授業も促進していて、教員不足などで、停滞しがちな英語の授業をサポートもしています。なので、今回は、私たちも一緒に参加させてもらいました。

 訪問したのは、私立の中学校で、英語は週1回だと聞いていたけれど、みんな積極的に英語で話しかけてくるのでビックリ!「映画は何か好き?」  「日本人と中国人はどう違うの!?」(→ニジェールでもしばしば聞かれます。)「メールアドレス教えてー」などなど、モロッコでは、ネットが普及しているので、多くの子供たちがメールアドレスを持っている様子。

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    ☆英語の歌を歌う生徒たち☆                           白衣のような服は、制服です。

 ニジェールのことにもとても興味をもってくれたようだったので、今後とも交流が続けられたらいいなと思います。

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    ☆授業の最後に生徒たちと☆

 次に訪れたのは、環境活動や女性に向けての活動を進めているNGO。私たちは、環境活動ということで、障害を持つ子供たちと植林を行いました。モロッコに来て、驚いたのは、緑が多い!ということ。ニジェールから来ているから特にそう思うのかもしれませんが、道路沿いなど至る所に木が植えられていたり、とてもきれいに整備されていました。

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      ☆一生懸命植えてます☆

IMG_2177   ☆協力して植えました!☆

 学校では、環境教育も行われていて、その授業の後に、NGOと一緒に、実際に植林をしたり、環境に関する活動を行うそうです。生徒たちもとても熱心に参加していて、様々な形で、幅広い人たちが社会参加できるのっていいなと思いました。

 

 最後に活動に参加させてもらったNGOは、ストリートチルドレンや労働を強いられている子供たちに対して活動を行っているところでした。施設には、60人以上の子供たちがいて、普段はアラビア語、フランス語を学んだり、絵を書いたり、音楽活動をしているそうです。今回は、余暇活動をいうことで、ダンスや絵を描いているところに参加してきました。

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   ☆ジャンベに合わせて踊る子供たち☆                    ジャンベとはアフリカの太鼓でニジェールにもあります。

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  ☆絵の道具もそろってます☆

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  ☆モロッコの子供たちも写真好き☆

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   ☆イスとりゲームもしました☆

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  ☆日本でいう「ハンカチおとし」☆                        このゲーム中、子供に追いつかれたくなくて本気で走った私は、なんと転倒!!!私は早く走れると思っていましたが、それは数年前のこと。というか、もともと足は速くないのに、なぜか勘違い。運動会のお父さんのように、走れていた昔のようにと思ったら、足がからまって派手にこけました。笑  モロッコに行っても、どこに行っても、どうやら、私は、私のようです。    あー、痛かった。泣

 今回訪れたNGOは、どれも社会との連携がとれていて、すごく勉強になりました。ニジェールで全く同じようにできるかと言えば、経済的な問題が大きく難しいけれど、いいところを見習って、少しでも、できるようにアレンジみてやってみようと思います!まずは、植林かな~♪

 次回は、Morocco News Letter マラケシュ編を書きますー。長くなりましたが、最後まで読んでもらってありがとうございました!

3 件のコメント:

NIGER1.COM さんのコメント...
このコメントはブログの管理者によって削除されました。
miyochan さんのコメント...

hiroちゃん
モロッコでも楽しく有意義な時間を過ごしてきたみたいね。写真もいっぱいで楽しく読ませてもらったよ。
日本はこのところ新型インフルエンザの話題ばかりでちょっとイヤになってます。特に感染者の多い関西は、マスク姿の人が多く異様な光景よ。
私の周りでは、大した毒性のないインフルエンザでこんなに大騒ぎしなくてもと思ってる人が大半です。
先日、神戸三ノ宮に行ったら、いつも満員で人気の喫茶がガラガラ。アーケード街を歩いている人も少なくて、商店はかなり痛手を受けてるみたい。
関西の旅館はキャンセル続出だし、イベントの中止も増えてきたし、学校や保育所が一週間一斉休校で働いてるお母さんが悲鳴をあげてます。
赤痢とかすごい病気ならともかく、ちょっと過剰反応よ。政府は早く対応を見直して欲しいなぁ。
日本は最近清潔ということに敏感になりすぎ。ニジェールほどではないだろうけど、私ら子供の頃は少々不潔なことも平気、それで自然に抵抗力がついたような気がしてるんだけどねぇ。。。
では、また次の更新楽しみにしてまぁす!(^^)!

Hiro さんのコメント...

miyochan
コメントありがとうございます。
インフルエンザの影響はとても大きいみたいですね。
こちらでは、まだ感染者はいないものの、ニジェールのような病院が整っていない国で、インフルエンザなどが流行ると、あっという間に広まるだどうから怖いなぁと思ってます。
確かに、日本は抗菌すぎますよね。
ニジェールは色々な菌がありすぎるけど(汗)、そんな中、たくましく生きている人々を見ると、自然と共存しているようで、本来の姿なのかなぁとも思います。