2009年4月15日水曜日

Niger News Letter #3 たいせつなもの

日本の青年海外協力隊のように、アメリカにも途上国でボランティア活動をするのが、Peace Corps。

一度、Peace Corps 主催のエイズの啓発活動に参加させてもらったことをきっかけに、友達ができ、その友達が活動をしているという村を訪問させてもらうことになりました。
その村には、電気はないし、水は井戸水。
女性は朝は井戸の水汲みから始まり、食事の準備、洗濯と一日中家事に追われています。
生活環境はとても厳しいはずなのに、みんなとっても明るかった。
どこからどもなくあいさつをしてくれて、私のつたないハウサ語をうまいよなんていってくれて、本当に温かくて、優しかった。
折り紙をしたり、日本から送ってもらったひな祭りのカードを見せると、子供たちは大喜び。私も本当に楽しかった。

DSCF3371

村での出張 折り紙教室

DSCF3358

ツルミという道具を使って、ミレットという食べ物を作ります。彼女は笑顔ですが、これがなかなか重労働。女性は暑い中、この作業を長時間行っています。

DSCF3351

家の敷地内には、動物がたくさん。

DSCF3365

子供たちに学校の補習授業を行う友達。子供たちはみんなとても熱心。

DSCF3381

井戸から水を汲む少年。この井戸は、Peace Corpsの彼女の協力のもと作られました。

ニジェールに来る前、協力隊に行くとまわりにいったとき、多くの人かr「井戸を掘りにいくの!?」という反応が返ってきました。そのとき、私は、「今の時代に井戸掘りなんて、昔はやってたかもしれないけど、今は違うよー」と思っていました。

だけど、実際にこっちに来て見ると、大切なのは、水。少々色が、カフェオレのようだろうが、こちらでは、貴重な水に変わりはない。

安全な水の確保がいかに重要で、その一方で、まだまだ全体に浸透していない現実を知りました。

知らないことは山程あります。

そして、村にいると自然をとても近くに感じました。電気はないから、夜は真っ暗かと思いきや、月の明かりのおかげで懐中電灯いらず。月明かりのもと、おしゃべりしてました。

ものや情報がたくさんあると気づけないことや見えなくなってしまうこともある。

 

「本当に大切なものは以外に少ない。」

ニジェールに来て、気づきました。
何もなくても、人は生きていける。それも、強く、優しく。

何が自分にとって大切なのか、何を大切にしたいのか、

自分をしっかり掘り起こそうと思います。

DSCF3400

村からの帰りに見たラクダ。タウアでもよく荷物を運んでいたりします。

1 件のコメント:

miyochan さんのコメント...

体験に基づいたhiroちゃんの言葉に重みがあるなぁ。
もしかしたら、私より年上になったかもね?
お姉ちゃま~、私の歳をもっともっと追い抜いてチョンマゲ!!